鹿深村塾とは

背景


全国的に空き家が増加し、空き家対策特別措置法が制定されるほどの社会問題となっています。

甲賀市内にも雨戸を閉ざした空き家が多数存在し、環境や治安の悪化が懸念されており、また、有効な地域資源が活用されていないことに歯がゆさを感じており、早急な対策が望まれています。

  • 空き家の増加

中山間地域で空き家が増加し、防犯、景観上の課題を抱えている

  • 対策の強化

国においても、対策強化に取り組んでおり、空き家対策特別措置法が施工された。

  • 人口減少

市内の空き家は1,500件余りあると推定されており、人口減少が進むにつれて、さらに増えることは間違いありません。

目的


空き家活用による地域活性を目指したコミュニティの創造

人口減少がすすみ、今後もさらに空き家が拡大していく中で、空き家対策を地域の課題としてとらえ、地域での空き家に対する課題意識の向上と、官民一体となった空き家対策として具体的な空き家の利用を促進してまいります。空き家対策をプラスの財産と捉え地域コミュニティを活性化していくことで、甲賀市の地域ブランドを向上し、地域のことは地域で考える、地域住民の主体的なまちづくりの促進により、住む人が住んで良かったと思える笑顔溢れるまち、未来の子どもたちのための夢と希望を託せるまちにしてまります。

  • 空き家の利用

地域の空き家を多世代交流やコミュニティの拠点として活用し、プラスの財産として活用する。

  • 移住促進

地域の課題である空き家を官民一体となって解決する。

  • 地域ブランドの向上

空き家対策の有効事例を作り市内各地へ広げることにより、甲賀市の地域ブランドを上げる。

 

活動内容


● 甲賀市の空き家の掘り起こし

  • 自治振興会・区・自治会などに対して、空き家活用のためのセミナーや、都市住民の受け入れにかかる意見交換会などを実施することで地域としての「空き家活用」機運を高める。
  • 改修ワークショップの開催。
  • コミュニティスペースとしての空き家の活用。
  • 未就園児の集う子育てサークルから小学校等の通学学宿の拠点、農業体験民宿、お年寄りのサークル・カフェやコワーキングスペースなど、幅広い活動拠点として活用する。

● 借り手と貸し手のマッチング

  • 市で構築されている空き家バンクシステムとの連携により、空き家の掘り起こしを行い借り手と貸し手のマッチングを促進する。
  • 甲賀移住ツアーの開催。甲賀の暮らし・空き家見学ツアーにより、移住希望者への直接的アプローチを実施する。
  • 空き家を都市住民や移住希望者の「おためし居住体験施設」として活用する。
  • 移住希望者や空き家を活用した起業希望者に向けた情報発信と広報活動。

● 築150年の古民家を活用した、空き家活用モデル

  • 空き家を活用したモデル的なイベントを開催する
  • 企業を希望する方の「おためし起業店舗」や期間限定ギャラリーなどの活用により、女性の起業促進を促す。